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ディスプレー色変更

電源LEDやコンパス・外気温表示の発光色と、車のイルミネーション色が違うのは9割がた間違いないと思います。

そこで、どうしても気になる!と言う方や、とりあえず分解してみたい、取り付けアームを移植したいという方向けに、ディスプレーと電源LED発光色変更をベースになるべく傷つけないように分解する方法をアップしました。

まずはケースを開ける

今回の改造!?のベースモデルは、GNTX-455のコンパス&外気温表示モデル。
標準では電源LEDはグリーン、表示窓は薄いブルーです。
これを赤色発光に変更します。


※新品でコンパスキャリブレーションをしていないので『CAL』の表示および、温度センサーも接続していないので温度表示もされていません。


ケースを開ける際に気を使うのは、ミラー本体に傷をつけないようにする事ですが、ケースは比較的硬い樹脂製ですのでこれよりも柔らかい物を使用します。

私が毎回使うのはこちら。簡単に入手できます。


柔らかいので基本的に一回でダメになります。(爆)
それではもったいないので、私はカッターナイフで削り再使用しています。
これで意外と長く使えますよっ!



ケースの形状が現行モデルでは旧タイプとは異なり、カンゴウ部分が厚くなっているので最初にパネルはがし(以下リテーナー)を差し込む場所が重要となります。


赤い矢印部分、方向からリテーナーを食い込ませます。





片手でリテーナーを持ち、もう片方の手でミラーを握りつつ親指で隙間のケース
裏側方向に押し込みます。ここでケガをする可能性大です!注意してください。
ポイントは、リテーナーの角を入れることです。



上手く入ればこんな感じになります。



ここまで上手くいけば、リテーナー全体を食い込ませながら外周部をぐるりと回します。





こんな感じです。





見事外れました!





部品はたったのこれだけです!非常にうまくまとまっています。




矢印部分が電源インジケーターLED。3528チップタイプです。





表示部には1mm厚位の青色フィルターがあります。





フィルターを外した状態。ブルーグリーンの標準的な蛍光表示管の発光色です。



インジケーターLED交換



早速部品外しに取り掛かります。中央が外したLED。両側は交換を検討したLED。
右側のチップLEDは大きさはまったく同じだったが、足が無いため基板の穴に落ちてしまうので結局左側のLEDにする。適当に選んだのだが、運の良い事に基板の穴とサイズが同じですっぽりと収まった。





少々強引ですが、こんな感じで取り付け。





正面から見ると、綺麗に点灯しています!?



表示部変更

今回は赤色に変更と言うことで、元々ブルーグリーンに光っているものを赤にするにはどうすれば良いのでしょう?
光の三原色と色の三原色は遠い昔に習いましたよね!?私の記憶には残っていませんので、こちらのサイトを参考にしましょう!

蛍光表示管カラーフィルタシュミレーター

さすが、ノリタケitronさんです。素晴らしい!
と言うことで、赤色発光にするには赤色のフィルターを入れるわけですが、材質が問題です。
青や緑を含んだ色に変更するのならば、元々の発光色に含まれているのでそれほど濃いフィルターでなくても変化します。

しかし、光の三原色である赤色に発光させようとするとかなり濃い赤のフィルターを通さなければなりません。濃くする=輝度が下がるので難しいところです。


当サイトに掲載のEXSON製の自動防眩ミラーのディスプレイは、ピンクのフィルターを入れてあるので白に近い発光色を得ています。

フィルターを探すときには入手しやすいアクリル板で検討しますが、ピンクのアクリル板なんて普通に売ってません。
そこで思いついたのが、パソコンプリンター用紙売り場に売っているアレです!

今どき使ってる人いるのか!?と言う製品ですが、OHP用シートなるものが有ります。
昔懐かしい、オーバーヘッドプロジェクターってやつです。

これにエクソンの時はピンクと言うか、赤紫っぽい感じで印刷したものをフィルターとして使いました。
今回も先ずはOHPシートに赤を印刷して試してみたところ、薄すぎてダメでした。
全体は赤に見えるのですが、表示は白っぽくなってしまいます。RGBですから当然?


そこで、考えたのがこれまた懐かしい『カラーセロファン』です。
色数は5色くらいしか入っていませんが、今回必要なのは赤なので試してみました。




ディスプレーの大きさに切ったものを二枚重ねてある。



結果は・・・





画像ではイマイチ赤っぽくないですが、結構いい感じです。

※横線が気になる方のために、蛍光表示管とは真空管と呼ばれる物の一種でガラスで密閉された空間内を真空に近い状態にしてあり、その中に電極が入っています。
その電極の片側に表示させたい蛍光物質が塗られており、電子が電極間を飛ぶ事で蛍光物質が発光する仕組みになっています。
電子を飛ばしやすくするために、ヒーターと呼ばれる物で管内を加熱しています。豆電球のフィラメントと同じ感じです。そのヒーターが薄っすらと光っているのが横線です。
ビデオデッキやDVD機器のディスプレーにも多く使われており、目を凝らして見てみると必ずヒーター線がありますよぉ。






見事完成!?

意外と赤もカッコいいですねぇ。インスト発光色が赤い車にはオススメです!



その他の発光色へもフィルターを入れることで変更できます。
LEDはもっと簡単に変更できます。

ただ、一つ気になることは元々ディスプレー外周には防塵用のクッションテープが巻かれていませんでした。
ディスプレーと鏡面にも3mm程度の隙間があり、最悪というか簡単に鏡面とディスプレーの間に塵や埃が入り込み、見た目が非常に悪くなる可能性があります。

これはGENTEXさん改善の余地が有ると思います。


その他注意点としては、セロファンだと手軽ですが、薄く柔らかいのでどうしても表面が波を打ったようになります。
なるべく強めに貼り付けるようにするとある程度防げます。

OHPシートを使う場合は、シートのメーカーにもよると思いますが、私が使ったものはかなり近くでなければ判りませんが片側が気持ちマットな感じです。


いずれにせよ、分解した時点で保証対象外ですし自己責任で行ってくださいね!



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